部下の話をよく聞く貴重な上司

仕事でいろいろな会社の管理職の方にお会いする機会がありましたが、本当に人それぞれです。

菩薩のように優しそうな方もいれば、ドSっていうかパワハラですよね的な方もいます。中にはもちろんこの人の下で働いてみたい!という方もいます。いわゆる理想の上司ってやつです。

良い上司について考える仕事をしていると、映画やドラマを見るときでも理想の上司探しをしていたりします。

「ウォーキングデッド」のアンドリュー・リンカーン演じるリックは精神的に安定してたらいい上司かなとか、「ザ・ロック」のエド・ハリス演じるハメル准将は悪役だけどリーダーシップはあるかなとか。

そんな私が毎回見るたびにこの人の下で働いてみたいと思うのが、「プライベートライアン」のトム・ハンクス演じるミラー大尉です。まさに映画界の理想の上司。

ミラー大尉の良いところは、経験豊富で部下思いというのもあるんですが、1番は部下の話をよく聞いているところだと思っています。

意外に人の話を聞ける上司やリーダーって少ないんですよね。上に立つ立場だからって自分が1番正しいと思っていたり、指示するだけで自分は動かなかったりといった上司やリーダーは実際とても多いです。

しかし、ミラー大尉は違います。いつもこの映画を見るたびに、人の話や意見を聞いて、リーダーシップとって、みんなをまとめて、ミラー大尉本当にすごいなと感動しています。しかも、戦場でそれをやってのけているからまたすごい(映画ではありますが)。

実はあの人も出てた!豪華な脇役陣

「プライベートライアン」自体とても好きな映画です。ストーリーが明快で、そして何より登場人物たちの個性が際立っています。

登場人物一人一人に少なからずストーリーがあって、見終わった後に「あの人さ」って登場人物について話すことができます。スピルバーグはキャラクター作るの上手と感動。バリー・ペッパー演じるスナイパーとかいい味出してますよね。というか文句なくかっこいい役回りなんですが。

ミラー大尉もそんなよく作られたキャラクターの一人です。理想のリーダー。映画はストーリーも魅力ですが、登場人物に着目してみるのも面白い見方だと感じます。

それにしても、「プライベート・ライアン」の脇役陣は、今見ると豪華です。トム・サイズモアにエドワード・バーンズ、ヴィン・ディーゼル、ジョヴァンニ・リビシ、ポール・ジアマッティ、そして「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンまで。

この人がこんなところに!的な見方も楽しそうです。

プライベート・ライアン(1998年/アメリカ)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、エドワード・バーンズ、マット・デイモン、トム・サイズモア他