評判はイマイチなジャスティス!の誕生

サンシャイン池崎ではなく、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」です。

スーパーマンを新たに蘇らせた「マン・オブ・スティール」の続編にあたるこの作品ですが、巷の評価はあまり良くないですね。

レビューを見てみると「暗い」と書いてあったり、最低映画を決める第89回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)に最多ノミネートされたり(受賞するかな?)。

私は暗いのは気にならなかったです。途中ちょっと退屈?まのび?な感じは確かにありつつも、最終的に全部がつながっていく感じのストーリーは好きでした。

「ああマーサね」「あ槍ここで使うのね」っていう伏線もすっきり回収。アメコミヒーローものでありながら、人間ドラマの部分が多いので好き嫌いが分かれるのかもしれません。

あらすじは、以下の通りです。

スーパーマンは人類を守るために戦っていますが、街を破壊し多くの犠牲も出しました。その犠牲の大きさにより、彼が救世主なのか、それとも人類の脅威なのか人々の間で議論が起こるようになります。

もう一人のヒーローであるバットマンは、犠牲を出すスーパーマンを人類の敵とみなすようになります。そこへ謎の実業家レックス・ルーサーが二人を陥れる罠を仕かけ、二人のヒーローは戦うことになってしまいます。2大ヒーローの戦いにワンダーウーマンも加わり大混戦。

謎の実業家を倒し、3人のヒーローは再び世界を救うことができるのでしょうか。

なぜベン・アフレックのバットマンはあんなにクマさんなのか

作品の暗さとか退屈感とか人間ドラマは許せても、ただ1つだけ許せないものがありました。

それは、ベン・アフレックのバットマンがちょいダサなことです。

体型が黒いクマさん。

遊び人の設定なはずなのにただのエロオヤジに見える。

そして、なんか間違った方向に頑張ってるし!

という感想を抱きました。

ブルース・ウェインはもっとスマートなイケてる大富豪であってほしいと言うのが、自分勝手なアラサー女子の願いです。「レゴ・ムービー」のブルース・ウェインの方がカッコよかった!なんて思ってしまったりして。

その反動なのかなんなのか、一方でスーパーマンはイケメンに描かれています。黒縁眼鏡が今風なオシャレに見えちゃいます。

過去の作品や関連作品と比べながらみると楽しい

酷評されている作品ですが、過去の作品や関連作品と比べて、いろいろツッコミを入れながらみると楽しいです。

ジェシー・アイゼンバーグの話し方、ちょっとヒース・レジャーのジョーカーに似てない?いや、もともとこの人こんな話し方かとか。

ジャレミー・アイアンズも嫌いじゃないけど、アルフレッドはやっぱりマイケル・ケインかなとか。

えっ意外に豪華キャスト?とか。

ホリー・ハンター変わらず可愛いなとか。

ジョーカーの残したものが少し出てきたり、フラッシュなどメタヒューマンの話が出てきたりするので、「スーサイド・スクワッド」と一緒に見たくなりますね。

ジャレット・レトのジョーカーがこれやったのかな、なんて妄想ができます。

もちろん「マン・オブ・スティール」も忘れてはいけません。

結局この手のシリーズものは全部見なきゃいけなくなちゃうんですよね。でも、休みの日にDC祭りするのもいいかもしれません。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年/アメリカ)
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンター、ガル・ギャドット他