読書の秋が到来しますが、皆さんは本を読めていますか?
新年の目標でありがちなこと。「今年は去年よりもたくさん本を読む!」という目標を立てる。
私にも経験があります。
子どもの頃からもう何十回も、来週からはもっと本を読むんだと目標を立て続けています。
しかし、意志の弱い何事も三日坊主常連の私は、うまくいきませんでした。
自分を正当化するわけではないですが、実際、本を読むって難しいですよね。
本は嫌いではないけれど、なかなか読めていないという方が多いのではないでしょうか。
忙しくて本を読む時間が取れない、本を探しに行けない、買いに行けないなど、限られた日々の時間の中で読書は後回しになりがちです。
しかし、読書が私たちにとって有益なのは言わずもがなです。
スタンフォード大学の研究によると、読書は脳の血行をよくして、認知機能を活性化してくれるそうです。また、日常的な読書は、心に落ち着きを与え、他者への共感力を向上するという研究結果も出ています。
いいことづくしの読書。それではもっと本を読むためにはどうしたらいいのか。
以下に、今日から実践できる簡単な方法を5つご紹介します。私のような意志の弱い人間でも実践できた方法です。
本をたくさん読むための5つの方法
1.具体的な目標を立てる
1ヶ月に何冊、1週間に何冊読むという具体的な目標を立てましょう。自分の読書生活の進捗を確認できますし、目標の冊数が達成できたときにはお祝いできます!1年に何冊読めたら理想でしょうか。自分が読みたい冊数から逆算し、1週間、1ヶ月の単位で目標を設定しましょう。無理のない冊数を設定することがポイントです。高すぎる目標を設定すると、達成できない日々が続き心が折れます。ちなみに、ビル・ゲイツ氏は年に50冊以上の本を読んでいたそうです。ビル・ゲイツ氏を超えてみますか?
2.必ず読書する時間を確保する
毎日、もしくは週末に、この時間は必ず読書する!という時間を確保しましょう。毎日ならば就寝前10分、起床後10分、週末ならば土曜の午前中の1時間など。毎日読書をするのであれば、私がオススメな時間帯は、起床後の10分です。就寝前だと生活が不規則な人はバタバタしがちです。家族に邪魔をされる可能性もあります。朝はおおよそ同じ時間に起きている方が多いと思いますので、決まった時間を確保しやすくなります。そして、朝は静かです。誰にも邪魔されず読書を楽しむことができます。通勤電車に乗っている時間が長い方は、どこどこ駅からどこどこ駅までと区間で決めるのもいいかもしれません。
必ず読書する時間を決めたら、手帳に書くなど、スケジュールに登録しておきましょう。私のオススメは、スマートフォンのアラーム機能です。読書の時間になるとピピっとなるようにしておけば、絶対に忘れません。
3.本を読む場所を決める
本を読む場所を選びましょう。本を読むときは必ずここで読むと決めてしまいます。本を読む時間と場所を決めることで、読書をルーチン化することができます。ルーチン化することで、読み忘れを防げるのです。自分の読書の聖域となる場所はどこでしょうか。自宅であれば、静かで、座り心地のいい椅子、灯り、小さなテーブルがあれば完璧です。
4.紙の本か電子書籍か、自分の楽しめる形を選ぶ
紙の本と電子書籍、どちらもメリットとデメリットがあります。1〜3までで決めた自分の読書スタイルに合わせて、自分が本を楽しめる方を選びましょう。近年増えてきている電子書籍のメリットは、保存に場所をとらない、気軽に持ち運べることです。反対にデメリットは、目が疲れる、本全体の一覧性が低い、ページをめくったりといった読書体験がないなどが挙げられます。本のコンテンツを重視している、本の内容が分かればいいという方に電子書籍は合っています。パソコンや携帯、ガジェットから少しでも離れたい、読書体験を大切にしたい方は紙の本をオススメします。
5.図書館に行ってみる
最後に図書館に行ったのはいつでしょうか。大学の受験勉強の時?中学校?はたまた小学校かもしれません。時間のある週末は、近所の図書館に行ってみることをオススメします。図書館という本に囲まれた空間は、慌ただしい日常をつかの間忘れさせてくれます。何と言ってもただで本が借りられます。もっと本を読もうと読書へのモチベーションを上げるためには格好の場所です。
そして、図書館では、紙の本だけではなく、オーディオブックも利用できます。オーディオブックは、耳で聴く本です。実は文字を読むより、耳で聞いた方が本1冊早く終わるなんてこともあります。オーディオブックは、itunesでも配信されていますので、ぜひ試してみてください。