吉田誠 とは

吉田誠 とは、クラリネット演奏家である。1987年10月26日生まれの兵庫県出身であり、パリ、ジュネーヴを経て、現在はアムステルダムを活動拠点として活躍している。2007年の第5回「東京音楽コンクール」木管部門では第1位ならびに聴衆賞を獲得している。

5歳からピアノを、15歳からはクラリネットを、22歳からは指揮をはじめている。2006年に東京藝術大学に入学後に渡仏、フランス国立リュエル・マルメゾン音楽院を審査員満場一致の最優秀賞ならびにヴィルトゥオーゾ賞を得て、高等課程を最短の2年で卒業、2009年にはパリ国立高等音楽院に首席入学、2012年にはジュネーヴ国立高等音楽院にも首席入学している。また、2012年から2014年まで「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に毎年出演を果たし、2014年にはテビューアルバム「くらりずむ」をリリースしている。さらに2015年からは、自主企画リサイタルシリーズ「五つの記憶」を始動している。2016年にはテレビ朝日の音楽番組「題名のない音楽会」において2ヶ月連続の特集が組まれ、多くのクラシック愛好家に知れ渡るようになった。2017年には日本、スイス、オーストリア、フランスでリサイタルを開催している傍ら、第3回となる自主企画「五つの記憶」の開催している。なお、これまでにクラリネットは浜中浩一、村井祐二、山本正治、松本健司、フローラン・エオー、ミシェル・ルティエックに師事し、指揮は小澤征爾、湯浅勇治の各氏に師事している。