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「倍返しだ!」

理想の上司と言われて、誰を思い浮かべるでしょうか。少し前であれば、銀行を舞台にした大ヒットドラマの主人公を理想の上司としてあげる人がいるかもしれません。もし、直属の上司が理想の上司だと思える人がいたら、とても幸せな人です。人生の中で仕事をしている時間はとても長いですが、なかなか理想の上司に出会える機会はありません。しかし、自分にもし部下がいるのであれば、自分が彼らにとって理想の上司になることはできます。

人事コンサルタントとして、これまで大中小様々な規模の企業の管理職の方々とお会いする機会がありました。その経験の中で、この人の下だったら働いてみたいと感じた人の特徴を7つ紹介します。

1.ポジティブな発言が多い

ポジティブな発言が多い人は、太陽のように明るい人です。いるだけで周囲の笑顔が増えます。職場の雰囲気も良好なことが多いです。

2.自慢しない

自慢しない人すなわち謙虚な人です。素敵な人は自慢しなくたって素敵です。

3.自分が話すより人の話を聞いている時間が長い

意外に人は他人の話が聞けない生き物です。人は話を聞いてもらえると、自分のことを理解してもらえたと感じます。好かれる上司は、部下によき理解者だと感じられていることが多いです。

4.ユーモアがある

発言にユーモアがある人は、頭の回転が速いと言われています。頭の回転が速い上司は頼りになります。

5.正しさのために戦える

上司は優しいだけではダメです。間違っていることにはノーと言い、時には部下を守るために周囲と戦う必要があります。部下は自分のために戦ってくれる上司を信頼します。

6.礼儀正しい

性別や年齢に関係なく、礼儀正しく振る舞える人です。年上だから、上司だからというだけで威張る人は世の中にたくさんいます。上司は偉いわけではなく、上司という役割を担っているだけです。それを勘違いし、自分は偉いと思っている人は好かれる上司にはなれません。

7.裏表がない

裏表がない誠実さは仕事だけではなく、日常生活でも大事です。あっちで言ったこととこっちで言ってることが違うなんていう上司は信頼できません。

規模が大きい企業、業績が良い企業のトップになればなるほど、人格者が多かったというのがとても印象的でした。人柄が悪くても成果が出ているからという理由で出世してる人がいる、所詮成果主義か!という声を聞くことはありますが、人柄が悪ければ出世できるのはある程度のところまでです。

本当に成功できる人は、人格的に素晴らしい人に違いありません。もし身近なところで嫌な人が出世し、イラっとすることがあったら、「その態度じゃある程度のところまでしか出世できないぞ」と心の中で思うことをお勧めします。少しだけスッキリします。

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