トーキング・ヘッズ とは

 

トーキング・ヘッズ(Talking Heads)とは、1974年に活動をスタートし1991年に解散したアメリカのロックバンドである。所属メンバーは、デヴィッド・バーン(Vo.&Gt.)、クリス・フランツ(Dr.)、ティナ・ウェイマス(Ba.)、ジェリー・ハリスン(Key.&Gt.)の4人編成であった。

 

1974年にアート・スクールに通う美術系の学生が集まり結成され、当初はインテリ系パンク・バンドと称されていた。1977年にはアルバム「Talking Heads:77(邦題:サイコ・キラー’77)」をリリースしデビューを果たしており、音楽性の高さも評価され一躍注目を獲得することになった。1979年以降からは、アフリカン・ファンクのリズムを積極的に導入するようになり、外部からも補強メンバーを増員するなど、さらなるファンクを追求するようになって行った。特に1983年リリースのアルバム「Speaking in Tongues(スピーキング・イン・タンズ)」は、バンドの集大成とも言える作品としても知られている。また、本作のリリースツアーの様子をドキュメンタリー映画にした「Stop Making Sense(ストップ・メイキング・センス)」は興行的にも大きな成功を達成している。なお、本映画のメガホンを取ったのは、映画「羊たちの沈黙」で一躍人気を獲得したジョナサン・デミ監督である。