スヴェトラーナ・ザハロワ とは
スヴェトラーナ・ザハロワ とは、ロシア共和国のバレエダンサーである。
1979年6月10日生まれのウクライナ・ヴォルィーニ州ルーツィク出身であり、至高の舞の芸術性の高さが評価され、2006年に「ロシア国家賞」を、2008年にはロシアの芸術家に与えられる栄誉賞号「ロシア人民芸術家」の称号を受賞している伝説的バレリーナである。
来歴は、ウクライナ国立キエフ・バレエ学校を経て、ワガノワ・バレエ学校で著名ソリストであるエレーナ・エフテーエワに師事、1995年の第3回「サンクトペテルブルグ国際バレエ・コンクール」でワガノワ賞を受賞している。翌1996年に世界五大バレエ団の一つで最高峰とも言われる「マリインスキー劇場バレエ」に入団し、これまで培って来たテクニックと演技力で舞台上における絶対的な存在感を発揮し、1997年には早々とソリストに昇格している。多くのファンと確かな実力を兼ね備え、2003年からは世界の頂点と言える「ボリショイ・バレエ団」に移籍し、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」、「ジゼル」、「ラ・バヤデール」などの古典バレエの主役を多く務め、バレエ界のスーパースターとして名を馳せた。昨今では、後進の育成に力を入れるようになっており、2015年からは自身の名を冠した舞踊祭「スヴェトラーナ」を始動させ、そちらでも活動を行なっている。