松居慶子 とは
松居慶子 とは、アメリカを拠点に活動しているジャズ・ピアニストである。
1961年7月26日生まれの東京都出身であり、5歳の頃からクラシックピアノに触れながら育ち、高校在学中には作曲などの音楽活動をスタートさせている。18歳でヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズとアーティスト契約を結ぶも、すぐに独立し渡米している。
1987年に発表した自主制作アルバム「水滴(原題:A Drop of Water)」が、ロサンゼルス・タイムズや音楽情報専門誌に高く評価され、東洋と西洋を神秘的に結びつけたスムース・ジャズの先駆者的人物として、その存在感を徐々に確立して行った。以来、南カルフォルニアを拠点に、ライブ活動や有名ミュージシャンのコンサートにスペシャルゲストして出演しており、中にはマイルス・デイビス(Miles Davis)やライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)、フレーディー・ハバード(Freddie Hubbard)、ジミー・スミス(Jimmy Smith)の名前も挙がる。すでにキャリアは40年以上に渡っており、数々のコンピレーションアルバムに加えて、20種類以上のアルバムをリリースしているが、音楽家としてだけではなく慈善活動家としても積極的に活動している。特に「全米骨髄ドナープログラム(NMDP)」の活動をサポートし、自身もドナー登録をするなど、スポークスマンとしてコンサートツアーの中で呼びかけているほか、アメリカ同時多発テロ事件の際には、現地のチャリティコンサートに唯一の日本人として招聘され、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)らと共に出演している。