小林研一郎 とは

 

小林研一郎 とは、「炎のコバケン」「炎のマエストロ」の愛称で親しまれている指揮者である。
1940年4月9日生まれの福島県いわき市小名浜出身であり、両親とも教諭の家庭に生まれ、幼少期に連れられていったクラシック音楽の演奏会で感銘を受け、独学で楽典の勉強をスタートさせた。その後は、東京藝術大学作曲科を卒業すると、指揮者を志すようになり同大学に再度入学し、あらためて指揮科を卒業している。

 

1974年の「第1回ブダペスト国際指揮者コンクール」で第1位、ならびに特別賞を受賞して以来、ヨーロッパのオーケストラを多く指揮するようになって行った事でも知られている。日本においても、日本フィルハーモニー交響楽団を始め数々の著名楽団の指揮者を歴任しており、現在では多数の楽団から名誉指揮者の称号である「桂冠指揮者」の称号を贈られている。また、日本フィルハーモニー交響楽団で指揮する奏会には天皇皇后両陛下がたびたび足を運んでいる事でも知られている。なお、日本人としては小澤征爾朝比奈隆に次ぐレコーディングアーティストとしても知られており、これまでに50作品を超えるCDやDVDがリリースされている。