長谷川陽子 とは

 

長谷川陽子 とは、世界的に活躍しているチェロ奏者である。
9歳の頃から日本チェロ界の代表的先駆者「井上頼豊」に師事しており、15歳の若さで第54回「日本音楽コンクール」第2位入賞を果たしている。高校3年生になる頃からコンサート活動に移行し、桐朋学園大学へ入学した後、1988年にアルバム「珠玉のチェロ名曲集」でデビューを果たし、同作はクラシック部門のヒットチャートで1位を獲得するなど、注目を集めた。

 

イタリアの著名指揮者ジュゼッペ・シノーポリのソリスト・オーディションに、最年少で合格するなど各所から注目を集め、1989年からはフィンランド出身の世界を代表するチェリストのアルト・ノラスに師事し、数々の国際的コンクールで幾多の賞を獲得している。また、日本の名だたるオーケストラは元より、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団などの名門オーケストラにてソリストとして共演を重ねている。そのほかにも、音楽情報テレビ番組のパーソナリティを務めたり、テレビドラマのテーマ曲を演奏したりするなど、活躍の幅は多岐に渡っており、あたたかな人柄がにじみでる様子が多くのファンを集め、今ではファンクラブが出来るほどの人気を誇っている。これまでに20枚以上のアルバムがリリースされているが、後進の育成にも力を入れており、2015年からは自身の古巣でもある桐朋学園大学音楽学部にて准教授を務めている。2017年にはデビュー30周年を迎えている。