後藤ちしを とは
後藤ちしを とは、北海道札幌出身の女性ソプラノ歌手である。東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業し、同大学大学院修士課程オペラ科を修了、藝大定期オペラ公演「皇帝ティートの慈悲」のセルヴィリヤ役でデビューを果たしている。
第13回「北海道国際音楽交流協会(HIMES)」の音楽コンクール声楽部門では第1位を獲得し、更なる研鑽を積むためにオーストリアのウィーンに留学し、宮廷歌手の G.Sima に師事している。その後もイタリア・ミラノに留学するとミラノ音楽院で学び、7つの国際音楽コンクールで上位入賞を果たしているほか、、第11回「サンレモ国際声楽コンクール」では唯一の東洋人としてファイナリストに選出された。2011年に帰国しており、主要都市での演奏会やリサイタルの開催をはじめ、地元である北海道札幌での演奏活動を行なっている。また、レパートリーを深める努力は継続しており、「魔笛」や「ドン・ジョヴァンニ」、「フィガロの結婚」、「蝶々夫人」、「ラ・ボエーム」などに取り組んでいる。