古澤巌 とは

 

古澤巌 とは、日本で活躍しているヴァイオリニストである。
1959年7月11日生まれの神奈川県茅ヶ崎市出身であり、3歳からバイオリンをはじめている。桐朋学園大学に進学すると、日本で20世紀最高のヴァイオリニストと称された江藤俊哉に師事し、同大学を首席で卒業している。その後は1983年にはアメリカのカーティス音楽学校に進学し、1985年からはオーストリアのザルツブルクにあるモーツァルテウム音楽院に進学している。それぞれヴァイオリンの貴公子「ナタン・ミルシテイン」、ハンガリーの鬼才「シャーンドル・ヴェーグ」、イスラエルのヴァイオリニスト「イヴリー・ギトリス」に師事している。

 

帰国後は、1988年から4年間に渡り「東京都交響楽団」でソロ・コンサートマスターを務めているほか、クラシック音楽だけではなく、雅楽演奏家の東儀秀樹や、ジャズ・ヴァイオリニストのステファン・グラッペリらと言った他ジャンルのアーティスト達と、垣根を超えて共演を行なっている。また、同じくヴァイオリニストの葉加瀬太郎とは古くからの親交があり、過去には一緒にジプシーバンド「ヴィンヤードシアター」を結成して活動を行なっていた。その縁もあり、現在は葉加瀬太郎がレーベル設立者である「HATS LABEL」に所属しており、2017年には同レーベル15周年記念公演「葉加瀬太郎・高嶋ちさ子・古澤巌 〜3大ヴァイオリニストコンサート〜」に参加している。