アレクサンドル・タロー とは

 

アレクサンドル・タロー(Alexandre Tharaud)とは、フランスのピアニストである。1968年12月9日生まれのパリ出身であり、個性的なプログラムで注目を集め、優れた企画によるCDは高い評価を獲得している。

 

パリ国立高等音楽院を卒業しており、1989年に「ミュンヘン国際コンクール」で第2位を獲得し注目を浴びた。それをきっかけにフランスを代表するピアニストの1人として知名度を上げ、世界的に演奏活動を展開している。リサイタル・ピアニストとして、各国に主要オーケストラと共演しており、日本では日本フィルハーモニー交響楽団東京都交響楽団などとも共演している。また、世界中の音楽祭にも出演することが多く、「エクサン・プロヴァンス」「ラ・ロック・ダンテロン」「エディンバラ国際音楽祭」「BBCプロムス」「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」などに参加している。特徴としては、プログラムに冒険的なアプローチを取り入れることで知られており、偉大な作曲家の作品に現代作曲家の作品を組み合わせて構成した「ラモーへのオマージュ」や、1日を通してサティの作品を演奏する「ジュルネ・サティ」などが話題を呼んだ。昨今ではチェリストのジャン=ギアン・ケラスとデュオで、コンサートやレコーディングなどを展開している。