小林幸子 とは
小林幸子 とは、日本で活躍する演歌歌手である。
1953年12月5日生まれ新潟県新潟市出身であり、1964年に僅か9歳の若さでTBS主催の歌唱コンテストで優勝したのをキッカケにデビューを果たし、老若男女から愛され日本が誇る演歌歌手として広く知れ渡っている。なお「NHK紅白歌合戦」には、これまで連続33回出場しており、紅組最多出場の記録を保持している。
デビュー当初は、美空ひばりを彷彿とさせる天才少女として世間の注目を浴びるもヒット曲に恵まれず、長い不遇の歌手生活を送っていた。不遇の若年期には幾度に渡る改名と、レコード会社の移籍を繰り返しており、低迷時には泉ピン子や夏木マリと一緒にキャバレー周りの営業をしていた事でも知られている。そんな中、1979年に「おもいで酒」が200万枚を超す大ヒットを記録する事になり、一躍話題の演歌歌手として人気を博した。同曲は「日本レコード大賞」の最優秀歌唱賞受賞や、「ザ・ベストテン」の集計ランキングで年間1位を獲得するなど、日本全国でのヒットを受け、年末には「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たす事になった。以降は、演歌歌手として最前線で活躍していたが、芸能生活35周年を迎えた1998年に「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」のエンディングテーマソング「風といっしょに」を担当し、性別や年齢を問わない幅広い層から人気を獲得する事に成功している。2014年には50周年記念コンサートを敢行し、デビュー以来初めての日本武道館コンサートを開催しているほか、コミックマーケットに参加するなど、往年の演歌歌手としては異例の展開を行い、再び注目を集める様になった。その様な活動が功を奏し、演歌歌手ながら若年層からの知名度は群を抜いて高く、「NHK紅白歌合戦」での衣装の派手さから「ラスボス」と愛着を持って呼ばれる事が多々ある。